インフレの時代、材料費の高騰・インフレはすべての製造業にとって頭痛の種です。コストを低減しようとしたら思わぬ品質上の落とし穴があり、原価低減がとん挫することはよくある話です。
弊社ではお客様の品質に対する期待値をよく理解させて頂いた上で、品質を維持しながらインフレへの機敏な対応に努めています。
金属部材のインフレ対応にあたり、3つの課題があります。
金属サプライチェーンの特徴のひとつとして、母材メーカーが顧客(流通業者、中間加工業者、エンドユーザー)に比べてはるかに強い交渉力を持っていることです。母材メーカーが値上げを決定した場合、顧客は拒否することができず、受け入れざるを得ません。
過去のデータから、価格には粘着性があり、インフレが長期的に続く可能性(参照)があります。この価格の粘着性理論は、金属部材の長期的な上昇につながる可能性があります。
金属部材そのものを変更することも、品質上の懸念から簡単ではございません。金属部材を置き換えるプロセスというと、代替部材が品質上受け入れ可能か評価するのに長い時間がかかります。また、金属部材の変更には予期せぬ品質問題が発生する可能性もあります。このようなリスクにさらされるよりは、現在の金属部材の値上げを受け入れ・我慢しているケースも多いです。
弊社は材料費高騰やインフレ対策で失敗するリスクを低減し、収益性を向上させ、お客様のモノづくりを長期的に継続することをお手伝い致します。
エンサーブは、品質を犠牲にすることなくコストを削減できる分野を特定するお手伝いをいたします。特に、金属材料や部品の調達先が1社に絞られている場合は、代替案をご提案できるよう最善を尽くします。
また、弊社は付加価値の高い金属部材(特にニッチな特殊鋼、特殊銅合金、切断または研削機能関連部材)への知見があります。お客様が知らない材料の観点から製品の価値を高め、価格と売上を向上する支援を致します。
弊社は、品質基準を維持しながら収益を向上させることの重要性を理解しています。私たちのコスト削減計画は、この点を考慮し、製品の品質に妥協することなく競争力を維持できるようにします。
弊社は画一的な製品の販売はいたしません。お客様とともに具体的な課題を把握し、お客様独自のニーズとご予算に合わせた解決策をご提案いたします。
エンサーブは、金属(特殊鋼、ステンレス、銅合金)とものづくり(産業機械、医療、海洋油田)両方に知見とノウハウを持っている東京の専門商社です。お客様の個別ニーズに基づくオーダーメイドのサプライチェーンを構築し、お客様のコスト低減をお手伝い致します。
品質を犠牲にすることなく、どのように代替サプライチェーン切替を支援したのか、事例をご紹介致します。