プランジャーチップは、アルミダイカストにとって重要な部品です。
プランジャーチップは、溶融した亜鉛やアルミニウムを鋼鉄製のスリーブを通して金型に押し込み、複雑な形状のアルミニウム製品を形成します。従来、プランジャーチップは、日本では安さから鋼製、欧米では生産性の高さから銅合金製が主流でした。銅合金のプランジャーチップは、日本では単価の高さから一般的ではありませんでした。
そこで弊社の銅合金製プランジャーチップは今後日本で広く普及できるよう、いくつかのメリットある提案をさせて頂いております。こちらのページでは弊社銅合金プランジャーチップの4つメリットをご紹介致します。
・高い生産性
・年間コスト低減
・高い品質に裏付けされた実績
・温室効果ガス低減・生産性向上による補助金の可能性
銅合金製プランジャーチップは、アルミダイカストをより効率的にさせます。
プランジャーチップは、溶けたアルミニウムを押し出し(射出)、時間をかけて冷却させ、アルミニウムを凝固させます。
銅合金は鉄に比べて熱伝導が7倍以上速いため、銅合金製プランジャーチップを使用すると、射出後の冷却プロセスが鉄よりもはるかに速くなるため、部品を取り出すまでの待ち時間が短縮されます。
当社では、冷却時間が2秒短縮されるごとに、年間約50万円の運用コストが削減されると試算しています。
ダイカストマシンの台数や規模が大きければ、経済的なメリットはもっと大きくなるでしょう。
鉄製プランジャーチップに比べると、銅合金製の方が年間コストも安く抑えらる事ございます。弊社では、プランジャーチップの年間コストを銅合金製と鋼製で試算してみました。その結果、弊社の銅合金製プランジャーチップは、スチール製よりもやや高価ですが、製品寿命は長い分年間トータルで割安であることが判明しました。ダイカストメーカー様にとっては、鉄製と比べてそれほど多くの銅合金製プランジャーチップを購入する必要がなく、毎年の出費を抑えることができます。
弊社の銅合金製プランジャーチップは、欧州の自動車メーカー様やダイカストマシンメーカー様に多くの納入実績があります。
製造元は、プランジャーチップ用銅合金の化学組成やエイジング過程のノウハウを持っており、強度と耐久性に優れた銅合金を製造することができます。
SDGs社会に向けて、政府による温室効果ガス低減・生産性向上のため補助金の仕組みが最近出てきています。
銅合金プランジャーチップによる生産時間の短縮が、温室効果ガス低減に直結します。
銅合金のプランジャーチップを採用したダイカストマシンには補助金が出る可能性があります。
弊社の調査ではものづくりグリーン枠(最大2000万円)は採用の可能性が高く、産業GX(最大1億5000万円)は用途によっては採用される可能性があると考えております。
ダイカストマシンの買い替え、追加購入をお考えの方は、補助金制度が利用できるかもしれません。
弊社プランジャーチップについての詳細は弊社ブログにて紹介させて頂いております(日本のアルミダイカストの生産性を爆増する方法、プランジャーチップ銅合金化のメリットを試算してみた)